【逸品】創業当初からの“相棒” ㈱Next gate 代表取締役 滝 和也氏(富士支部)

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【逸品】創業当初からの“相棒”

会員企業名 ㈱Next gate 設立 2013年
会員名 滝 和也 業種 サービス業
所属支部 富士支部 従業員数 正規4名 パート6名
会暦 2016年10月入会 事業内容 スタジオ撮影、出張撮影、呉服販売・レンタル


黄色い建物が目印 富士市の「相談しやすい写真屋さん」

 県道396号線沿いにある黄色い建物、「写真スタジオ シュン」。2面の写真スタジオとふりそで専門店を併設する、融合型写真館です。ここを経営する滝和也氏(㈱Next gate)を訪問しました。
 滝氏は写真専門学校を卒業後、他社のスタジオに入社し、そこで8年間腕を磨きました。の後、2013年に㈱Next gateを設立。人物撮影を中心に、空撮などを交えたロケーション撮影にも力をいれています。


被写体の素の顔に迫るのが写真家の仕事

  写真家としてのこだわりについて滝氏に尋ねると「よい写真には経験が必要」と話してくれました。綺麗に見せる角度や明るさ、豊かな表情を作るポイントなど様々な面で、経験に裏打ちされた感性が求められます。記念写真は、一生に一度の大切なもの。そこで滝氏は、素の表情を引き出すことにこだわり、撮影を行っています。「被写体の素の顔に迫るのが写真家の仕事」と語る滝氏。「人は皆、それぞれの関係性のなかで期待される表情をつくって生きているものです。また、慣れない写真スタジオでは、照れや緊張もあると思います。そういったものすべてをとり払った向こう側に、その“人”が見えてきます。その瞬間をカメラで捉えるのは、鳥肌が立つほどの感動があります」とのことでした。


創業時からの仕事の“相棒”

 今回の表紙で滝氏が構えているカメラは、起業時に購入した「キヤノンEOS-1D」す。5年前のモデルですが4K動画記録を実現。美しいボケ味を生かした印象的な映像表現が実現できる、35㎜フルサイズ、約1,810万画素のCMOSセンサーを搭載しています。加えて、暗いシーンにおいても美しい写真が撮影できるよう、常用ISO感度は最高ISO25600まで拡大されています。また、EOSの性能を最大限に引き出す60種類以上のレンズとの組み合わせにより、高画質で多彩な描写力を発揮します。ハリウッド映画でも採用されているこのカメラを、滝氏はまるで体の一部のように使い、様々な写真を撮っています。このような高性能カメラは、1年に1度メンテナンスを行うそうです。シャッターを切る回数で寿命が決められている、とのこと。メンテナンスに出すとシャッターを切った回数がわかるようになっており、その回数を確かめて修理をするそうです。まだまだ現役で活躍している、創業当初から相棒であるカメラを大切に扱う滝氏。その姿を見て、写真屋さんも私と同じく職人だと思いました。そして、モノに対するこだわりと大切さを痛感し、滝氏から発せられる若い力をうらやましく思いました。

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取材・記事 渡邉 正仁氏(㈲丸之工務店・富士支部)