『静岡県経済の現状と課題』~テレビでは聞けない本音のはなし~榛原支部1月例会~

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 財務省東海財務局静岡財務事務所の山崎正晴所長を講師にむかえ、榛原支部1月例会が開催されました。他支部や他団体、金融機関からの参加含め45名の参加者が集まり、山崎所長より「日本の経済状況」「静岡の経済状況」「生産性向上に向けた課題」の三本柱でご講演いただきました。
 「日本の経済状況」については、日本のGDP成長率はアメリカや中国に比べると小さいものの過去最大規模のGDPを実現し、デフレを脱却し景気も好調の中にあるとのことでした。しかし生産年齢人口が減少していく中で人手不足が加速しており生産性の向上が急務であるとのお話でした。「県内経済の状況」については、財務事務所で行なっている景況調査の結果をもとに、県内経済は緩やかに回復しており、個人消費ベースで見ると猛暑の影響でエアコンがよく売れたなど天候に左右されていることが分かりました。最後に「生産性向上に向けた課題」については、中小企業のIoT等の先端技術の活用状況を見ると中小企業の活用率が8%とまだまだ低い中、定型作業をPCに代行させるRPAの導入例や失敗しないためのポイントについて説明があり、AI、IoT導入支援の機関をぜひ活用してほしいというお話で締めくくりました。
<参加者感想>
 山崎正晴所長と鈴木雅夫副代表理事の話を聞き、リーマンショック当時、決意を込めた先代の言葉を思い出した。「一人も辞めさせない。」生産性よりも雇用を守った母。
あれから10年、慢性的な人手不足が続く現在、社員の働きやすい環境をつくるため「生産性向上」の課題に取り組む決意をした例会でした。できる事から、まずはRPAソフトウェアへの切り替えをしてみようと思います。
                  

 今野 英明氏(光誠工業㈱・榛原支部)