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9月24日(木)地球環境委員のメンバーら6名が、静岡油化工業株式会社(代表取締役 長島磯五郎氏)と、有限会社サン・テクニカル(代表取締役大石定之氏 静岡支部)を見学訪問しました。
静岡油化工業株式会社ではオカラを主原料にしたバイオエタノールの製造、オカラを乾燥処理した肥料・飼料の製造を主力事業として循環型社会のeco企業を目指しています。また、廃食油から、バイオディーゼル燃料を製造し、自社の運搬車両に利用しています。産業廃棄物をエネルギーとして利用する、その思いの原点は、「戦時中はおからが魚に代わる貴重なタンパク源。捨てるなんてもったいないという思い」だそうです。オカラは豆腐の製造にともなって毎日運ばれてきます。24時間ほぼ年中無休で処理工場は稼動しています。
有限会社サン・テクニカルの主力事業は「腰痛よ さよなら!」と謳ったバキュームリフトです。労働安全規則では、20kg以上の重量物を腰の高さ以上に上げ下げする作業には腰痛対策が必要ですが、対策の施されていない企業も多いのではないかと大石代表は語ってくださいました。この装置を使用すれば女性、高齢者、障がい者にも少ない負荷で作業ができます。また、太陽エネルギーを利用した太陽熱温水システム(25年前に自宅に導入し、しっかりしたメンテナンスのもと、今現在も故障することなく稼動している)や4年前に太陽光発電システムを導入し余剰電力を電力会社に売っています。大石氏は、エネルギー管理士の資格を生かして太陽熱・太陽光の利用することによってCO2削減を実現しています。技術者として、ただ環境にやさしいというだけでなく、設備投資の損益計算をしっかりすることが大切だと教えてくださいました。