浜松・磐田支部5月合同例会は、磐田支部会員山本信之氏(山本彩花店)が「我が経営を語る」と題して報告をしました。山本彩花園は、家族経営を中心に切り花を生産しています。
家業に入った何年か後に、経営的な危機が待ち受けていましたが、何とか乗り切ることができたそうです。山本氏の商売の転機となったのは次の3点、「お金に対する概念を変える(感情だけで仕事をすることからの脱却)」「(人一倍)仕事をする」「勉強をする(読書をしたり、毎日数字と向き合う)」。今は、仕入先を大切にすることが商売の鉄則だと語ります。
山本彩花園は、デルフィニューム、トルコキキョウ、利休草を生産しています。それらの特徴は、市場規模が小さい、生産技術の構築が難しいなど、参入者が少ないことです。山本氏は、あえて狭いマーケットで勝負をしています。冬場から春にかけての市場の需要に応えきれていないことが現在の問題点だと分析しています。また、今後の課題は、原油高への対応、目標はオンリーワン商品の開発です。
この頃仕事がおもしろくなってきたという山本氏は、同友会に入って多くの経営者と語り合うことを通じて、仕事の中に金銭以外の目的、喜びを見出す次期にきたと感じているそうです。
5月20日、iプラザ(総合健康福祉会館 磐田)ふれあい交流室にて開催、浜松・磐田両支部より17名が参加しました。