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藤原博美氏(㈱日本ベルト工業)による、全研福岡の分科会リハーサルの特別例会が行われました。学校卒業後、大手企業に入社、現場監督を仰せつかった時、職人の親方の発言を聴き退社することを決意しました。「お天道様に手を合わせ拝み感謝する」そんな生き方をしている人がいる。自分は、この仕事をしていていいのか、そして浅草の零細企業に就職。その会社に長くいなかったのは、社長が夢を語り、会社の行く末を話してくれなかったから。そんな未来のない会社にはいられない、奥さんを伴って沼津に帰ることにしました。独立開業後は、汗水たらしての二人三脚で仕事も徐々に増え社員も雇用。
同友会との出会い、遅刻常習だった当時のこと、支部長を受けてから自身が歩んできた自社の軌跡を語りました。周囲の声に耳を傾け、学んだことを真摯に実践してきた。“熱い”そして“真面目な”経営者としての姿勢がうかがえました。
社員の将来を考えその責任を全うする、最後まで面倒をみる。社長の覚悟と決意が、事業を発展させてきた根底にあります。温かで家族を思うような人育てが、社員の自主性を育み、風通しのいい社風に変わっていきました。
全研福岡の、労使見解をテーマとした分科会。室長の田中洋一氏、オブザーバーも7名、他支部からも会員が参加。労使見解を根幹とした社員の育成、経営指針の浸透で、日本ベルト工業は同友会を代表するモデル企業になっています。