3月例会は、富士支部会員なら誰もが認めるMr同友会こと川村晃睦氏(株式会社ダイワ装備/代表取締役)による報告でした。
脱サラから10年、畑違いの仕事に困惑し悪戦苦闘しながらも業界関連の資格へチャレンジすることでスキルアップに繋げ、さらに持ち前の「まじめさ」「責任感の強さ」で着実に顧客からの信頼を得、昨年には社長に就任されました。 また、同友会に入会して7年、共育理念部会長を5年、祭り実行委員長を2年、経営指針を作る会に参加、等々積極的に同友会活動に参加され、その真摯な活動姿勢には誰もが敬意を表するところであります。
私からみたら非の打ち所が無い川村氏、しかし事業に関して様々な課題・悩みを抱えており、さらに専務から社長になって次から次へと降りかかる不安・恐怖心をどうすれば克服していけるのか、等々を赤裸々に語っていただきました。
事業内容について、以前は建築業界(新築関連)からの受注が多かったものの、仕事量の減少及び単価の下落等非常に厳しい状況が続いていましたが、現在は介護保険制度を利用したリフォームに注力しており、今後は事業の柱の一つに育てて行きたいとのことです。
また、優良企業(東証一部上場)との取引を通じて、仕事の質を高め、顧客満足度の高い会社、選ばれる会社を目指し、日々挑戦しているとのことです。 川村氏は、現在の自身の状況を「馬車馬ハードワーカー」と表現されています。実質的な社員はなく、営業から現場監督、設計から施工管理等々なんでも自分でこなす日々。まさに東奔西走、朝から晩までスケジュールが埋まり1人でこなすには限界があることを痛感しています。
今後は社員を雇い入れることを検討し、事業の安定と更なる発展に向けた体制を作っていきたいとのことでしたが、社員の採用に当たっての不安を話され、参加者の皆さんにアドバイスを求める場面もありました。
バズセッションでは、テーマ「経営に対する不安感を、あなたはどうやって克服(対処)していますか?」について、各テーブルで充実した発表がなされていました。私見ですが、事業はやはり前向きな姿勢で誠実な仕事をすることで不安を克服し、良い結果につながるのではないかと感じています。
最後に、川村氏は今後の目標について「ダイワ装備変わったね、ここにまかせておけば間違いない」と思われる会社にしたいと話されました。会場の皆様はこの目標が既に達成されたと感じたのではないでしょうか。持ち前の「まじめさ」「責任感の強さ」で事業の発展と同友会富士支部の牽引役として期待しております。
原稿:佐野 栄治氏(富士支部・富久興運輸㈱)