3月8日(金)恒例の「新入会員さん出番ですよ」の第2弾、2月に続いて3名が登壇し、赤裸々な 過去や熱いビジョンの発表をじっくり聞くことができました。
かわむら呉服店代表の河村徳之さんは、修行時代、業界の慣習もあり、十分な知 識を学びきれないまま帰省。家業に入ってからその事実に直面し、一度は挫折感 を味わうも、家族の協力の元必死に学び直し、呉服店としての価値は何かを模索 しながら、コツコツと丁寧な仕事に取り組んでいます。
S&Aの増田武史さんは、サラリーマン時代、熱心に働くも当時の会社が事実上の 倒産となり、家族も体調を崩し公私共にどん底を経験したと言います。しかし、 真面目な姿勢を見てくれていた過去の取引先や仲間から応援をもらい、人材派遣 業として独立。主婦など、様々な環境の人も働きやすい仕事提案をしたいと、熱 血社長道を突き進んでいます。
村松設備の村松隼多さんは、数年の修行を経て、実家の配管業に就職。若さもあ り社内での衝突もあり悩むも、自らが動かねば変わらない、と思い同友会にも入 会。学んだことを即実践、飛び込みの営業に回ったり、将来事業を承継する事を 視野に、他の経営者の先輩のメッセージを素直に聞きながら、前進している日々 です。
今回も、バズセッションでは様々な意見・激論が飛び交いました。三人とも発表 練習もしていて、素晴らしい発表でしたが、中には「原稿を読みながらキレイに 発表しすぎでは!?もっと自分の言葉で!!!」という鋭い意見もありました。 オブザーバーも多数参加し、同友会を知ってもらう良いきっかけともなりました。
最後に発表者の「今日こうして発表できて、ようやく、ほんとうの同友会の仲間 になった気がする。頑張って行きたい」という言葉に心打たれました。 本音を語るには勇気がいる。怖くもある。でも、一歩踏み出すことで、他にはな い、熱い結束が生まれるのが同友会。 同友会メンバーで良かった。学び合える仲間がいて良かった。明日からも頑張っ ていこう。一歩前へ出る勇気と元気を仲間からもらいながら、自分もまた与えな がら、毎日一歩ずつでも、確実に、大地を踏みしめて、日々に取り組んでいこう!
(報告:有限会社カボスメディアワークス 田邉元裕)