私の会社は一般・産業廃棄物の収集運搬を業としております。「ごみ屋」と言うとわかりやすいかもしれません。現在は亡き義父の創業した会社の二代目として、代表を務めています。
同友会には、同業の先輩に誘われるがまま何となく入会しました。入会当時の私は、「何となく」目先の仕事をこなし、「何となく」同友会に参加し、当時はまだ義父が代表だったこともあり、「何となく」というのが行動の常でした。
そんな中、富士支部の赤石氏が「経営指針を創る会」に参加しました。その急成長、そしてその変貌ぶりに興味を持ち、私も8期生で参加しました。「何のために経営しているのか?」「自社の強み・弱みとは?」等々、今まで自分が微塵も考えてもいなかった事ばかりで戸惑いだらけでした。宿題も全くできませんでした。何もない自分に驚きました。
約一年の間、時に笑い、時に涙し、真摯にぶつかり合い、素の自分を出し、スタッフや受講生の仲間と「経営指針」を創り上げると共に、当時の社長・社員・顧客との関係や関わり方を学び、自分自身も色々な事を「真剣に」振り返る貴重な時間をいただきました。「何となく」だった自分に「指針」という道筋が生まれました。
卒業後、「妄想続(モウソウゾク)」というグループを8期生のメンバーを中心に作り、今でも2ケ月に一度は近況報告をしながら、その時に抱えている問題等を創る会さながらに討論しています。
「仲間」の急成長ぶりに、驚かされます。私自身も一昨年末に義父が急逝し、いきなり代表として会社の全てを抱える状態になり大ピンチに陥りましたが、8期生の仲間にアドバイスをもらいながら乗り切ることができました。
創る会により、私は「自分の進む道筋」と「本当の仲間」二つの大切な物を手にする事ができ、それが創り上げた「経営指針」を実行する為の更なる自信となりました。
卒業して約2年、ここでは書ききれないぐらい波乱ばかりでした。しかし、咋年9月に「産業廃棄物中間処理業」という許認可を取得し新規事業をスタートさせることもできました。少しずつですが顧客も増えつつあります。まだまだ足りない面が多々ありますが、これからも、一歩ずつ確実に仲間と共に前に進みます。
経営指針を創る会八期卒業生 大竹 政彦氏(㈲富士清掃センター・富士支部)