今月の例会では、「人」に関する悩みと助言・提案、そこから得られる学びについて参加者一同で共有をしました。「後継者不在」という悩みに対しては、「創業者であれば、やれるところまでとことんやってみては」「任せられないと思っていても、やらせてみると案外できるもの」などの意見が挙がりました。また、「業績に結び付く若手人材の不足」という悩みについては、「若い人の性向を理解し、彼らの得意分野で企業の利益を生み出せるような方策を採っている」「後進を育てないと自分が大変になる。成長の実感を楽しめるような仕掛けを作り、厳しいながらも楽しみ、成長できる環境を作っている」といった、実際の事例を基としたアドバイスがありました。その他にも、「NGばかりの指摘だと事務処理屋しか育たない」「考える力を育てたい」「まずは自分が変わらなければ」など、参考になる意見が随所に散りばめられていました。
参加者からは、「出て良かった」「社員育成について考えを改めることが出来た」といった感想が多く聞かれました。
今回私は、「自分ひとりで考え込まずに、まず行動してみることが大切」と感じました。この例会のように、出会いと対話、議論の中に、悩みの解決のヒントがきっとあると思います。
須山 由佳子氏(㈲キャリア・アップ・浜松支部)