「人」の育成は企業の要 ~浜松・磐田7月合同例会~

カテゴリー:中遠支部 / 支部別記事 / 新着情報 / 浜松支部

城条明代氏(西洋フード・コンパスグループ教育研修)を講師にお招きし、「人材」を「人財」へ導くために実践している事例などを講演して頂きました。

同社は低迷期から、レストランチェーンからコントラクト・フードサービスへと「選択と集中」を行うことで業績回復を目指します。その中で実施した3つの「不」(不満、不信、不安)の解消、2つの「満足」(お客様の満足、従業員の満足)の追及、風通しの良い風土づくりと、経営理念に基づいた「人を大切にし、人を育て、人を活かす経営」により業績を回復し、現在に至ります。

城条氏は、その過程での体験に基づいた幾つものキーワードやヒントを話して下さいました。チームの存在意義に触れ、リーダーはメンバーを育てる必要がある事。自分の価値観や成功体験に囚われず、固定概念を捨てる事。自分のアンテナを磨き、社員や部下を常に新鮮な目で見る事。最初の想いを忘れない事。人は自分が大事と思っていない事は目に入らないという事、慣れるとは気付かなくなる事であり、新鮮な目を忘れない事、人育ての4つのヒントとして「待つ、役割を与える、相手の成長を願う、誉める」という事。平易な言葉で分かりやすい話だった為、かえって自分を振り返る良いきっかけになりました。

その後はオブザーバーを含めて「人を介して成果を出す方法について」をテーマにバズ・セッションを行い、各社社員教育、求人の悩みや実践方法など討論されました。各グループからは、従業員の自立や自発的な行動を促す為には理念が大切である事、役割を与える事や相手を認める事、段取りの大切さ、日頃の従業員とのコミュニケーションが大切だという事などの発表がありました。

例会終了後もオブザーバーを含めて例会討論の続きなど遅くまで懇親会が続いた、実り多い例会でした。今後は、今回参加されたオブザーバーのフォローをしていきます。 

杉本 敏雄氏(㈲浜名シスコム・浜松支部)

● ● ● ● ●