第11期 経営指針を創る会 経営指針発表会

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 静岡同友会の「経営指針を創る会」は、まる10年を経て第11期に入りました。この10年の間に100名を超える受講生が経営指針を成文化してきました。
 私たちはなぜ経営指針を創るのでしょうか。それは、「人を生かす経営」を実践し、社員の皆さんがイキイキと自立して幸せに働き、よい会社、よい経営者を目指し、社会に貢献するためです。
 今期は8名の受講生が入会しました。それぞれ課題を持ち、その解決に向け指針の成文化に臨んできました。仲間の経営者の問題を自分自身の問題と捉え、真剣な討論を行ってきました。指針作成には、経営者の強い意志と経営者としての自覚を持ち、経営姿勢を確立することが必要です。特に一泊研修では、受講生・スタッフが、「経営者として何が必要か」、の気づきを求めて熱い議論を交わしました。その結果、5名が指針発表会を迎えることが出来ました。
 3月1日の経営指針発表会でもドラマがありました。主役である受講生から、「受講生・スタッフが対等の関係ではないのではないか」と問いかけがありました。同友会の根幹である討論のルールについて突っ込んだ議論を行い、受講生が納得の上、最後の発表を終えました。私自身、最後の発表の進行をしながら、目頭が熱くなりました。
 皆さん、是非一緒に経営指針を創り、経営指針発表会で感動を共有しましょう。

経営指針を創る会 会長          
望月 宣典氏(清水クレジット㈱・静岡支部

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私は「経営指針を創る会」に参加させていただき本当に良かったと思っています。発表を終えた同期受講生は皆さんがそう言いますし、勿論私も心の底から良かったと思っています。8ヶ月間という時間とお金をかけても「良かった」と心底感じられるこの会は、文字通り、自社の経営指針を創る事を目的に勉強会を行う会です。
 8ヶ月前、「33年間バイクの販売修理業を営んで来た貴方の自社事業の事業定義は?」「経営理念は?」と訊かれても何も答えられず、事業定義の意味すら知らなかった当時の私は、バイク屋の店主ではあるけれども経営者ではなかった、と今振り返り実感しています。経営の原点は事業定義だと学ばされて気がつき、前に進んではみたものの、その事業定義を2行の文章にするまでに4ヶ月かかり、経営理念が決まったのが発表の3週間前の今年2月。何とか発表の資料として経営指針書を完成させたのが、発表当日の朝でした。それまで創ってはやり直しを何度も繰り返し、寝ずに苦手なパソコンの前で幾度も朝を迎えてまで取り組んできました。それは、積み重ねてきた日々を無駄にしない、絶対に自分自身納得できる経営指針書を創る、と決めていたからです。そして、何も知らない私に何が大事かを一緒に学んでくれた熱血スタッフへの感謝の思い、鈍くさい私を最後まで支えてくれた同期の仲間へ感謝の思い、また自分の家族への感謝の思いから、「よい経営者になる」と決めたからです。
 発表の翌朝、どんな発表をしたのかと妻に何気なく聞かれ、なんとなく会話をしていたつもりでしたが、不覚にも妻の前で涙を流してしまいました。

11期経営指針を創る会 受講生      
太田 誠氏(㈲M.C.S.KURITA・静岡支部)

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 今、私は今までに感じたことのない、すっきりとした気持ちで仕事をしています。そして、最高に仕事が楽しいです。
 3月1日、第11期経営指針を創る会を卒業しました。昨年5 月のスタートから全14講、何とか完走出来ました。その道のりは、決して平坦ではありませんでした。いや、道のりというよりも、足元さえ見えませんでした。深い闇に包まれていました。この深い闇こそ、今まで私が経営をしながらいつも感じてきた思いでした。そんな私に、望月会長をはじめとする素晴らしいスタッフの方々が、光を照らしてくれました。受講生の仲間が肩を貸してくれました。そして少しずつ闇が晴れてきました。
 「私は今まで何のために経営をしてきたのか?」「これから何のために経営をするのか?」その想いの答えを導き出し、そして最高の理念が出来たとき、湧き上がる力を感じました。
 そして、自社の現状分析を行い、事業を定義しました。その後、経営方針を定め、決算書を分析し、数値計画を立てました。
 これから私は、経営指針書を実践していきます。目指す場所は、まだ遥か彼方です。それでも、目指すべき場所は見えました。そこに向かって、全力で頑張っていきます。
 最後に、スタッフの皆様、事務局の皆様、同期の仲間に深く感謝を申し上げます。
 本当に創る会は最高です。有難うございました。

11期経営指針を創る会 受講生   
三輪 雅則氏(㈱マルイチ・榛原支部)

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