「人と人とのつながりを重んじる経営指針」 ㈲勝又造花店 勝又 薫氏(御殿場支部)

カテゴリー:会員訪問記 / 御殿場支部 / 新着情報


「人と人とのつながりを重んじる経営指針」

㈲勝又造花店

代表取締役 勝又 薫氏(御殿場支部)

事業内容 冠婚葬祭業・各種イベント設計施工

設立   1973年(昭和48年)

社員数  正規 4名 パート 5名

入会   2010年2月

所在地  御殿場市御殿場575-1


勝又 薫氏(写真中央)

先代から継承し現在まで

 お父様が創めた葬儀会社に2代目として入社したのは21才の時。その後、同業他社で4年間丁稚奉公のような形で修行した後、勝又造花店の後継者として帰ってきました。

先代が逝去して代表取締役を引き継ぎ、まず初めに取り組んだのは “自分のお客様を作る” 事でした。同じ御殿場市内でも地域によって違う葬儀の風習を把握することで、少しずつお客様を増やしいてきました。また時代と共に自宅葬からホールでの式を行う事が多くなり、ニーズに合わせて平成18年には葬祭用ホールを建設、現在に至ります。

人と人との繋がりを

お客様との関わりの中で大切にしていることは、先ず自分を信頼してもらう事だそうです。「打合せの8割は世間話です」と語る勝又氏。お客様の懐に入り、商談だけでは引き出せない施主様の考えや故人に対する気持ちを理解した上で、葬儀の内容について提案を行っています。また、市内にある多くの寺院からも絶大な信頼を得ており、「自分の役割は、施主様と寺院との間に立ち、より良い会葬を提案する事」と語っていました。


取材時の様子

同友会で創った提案型の経営指針

様々なお客様と接して感じるのは、近年葬儀の簡素化が進み、本来の意義が失われつつあるという事でした。また、家族葬や直葬なども近年増加しているとの事です。そこで「盛大ではなくとも、ゆっくり故人を偲びお別れができるホールの提案」を重点対策として、3月例会で新しい経営指針を報告されました。そこには、お客様や寺院から深い信頼を得ている勝又氏ならではの、「故人中心の、人と人のつながりがある葬儀」を提案する指針が報告されました。

取材・原稿:大川 隆久氏(フヱタ工業㈲・御殿場支部)
取材:勝間田 誠氏(㈱文化堂・御殿場支部)
取材:勝又 茂生氏(㈱勝又製茶・御殿場支部)
取材:本多 丞次氏(㈲銚子屋・御殿場支部)