去る6月18日から19日にかけ、岡山全日空ホテル・岡山コンベンションセンター(岡山県岡山市)にて第18回女性経営者全国交流会が開催され、全国から419名が参加しました。鋤柄修氏(中同協会長)から、省エネと再生エネルギーについての問題提起がありました。6つの分科会では、私は第1分科会に参加し、143年続く和菓子店の8代目を継いだマクドナルド吉延洋子氏(㈲福井堂 代表取締役・岡山同友会)の報告を聞かせて頂きました。御主人はカナダ人で、従業員との軋轢を乗り越えて経営指針を創り、同友会が提唱する「21世紀型企業」を目指している姿に、本当に感動しました。また吉延氏は、女性ならではの視点で、人生観を語ってくださいました。私のお客様にも女性経営者が10名程いますが、女性経営者の社会の中での位置づけとは何かをよく考えさせられました。
記念講演 講師 光畑 由佳氏
翌日の記念講演では光畑由佳氏(㈲モーハウス 代表取締役)が「女性のしなやかさで、未来をつくる」と題し、社会における女性の位置を力強く話されました。生活者の視点を持った光畑氏の、仕事と生活を「分ける」のではなく「混ぜる」という「ワーク・ライフ・ミックス」の発想は、素晴らしいものです。鋤柄氏の問題提起、各分科会のテーマや報告、光畑氏の講演のいずれも時局に合ったものであり、また同友会が推し進める中小企業憲章の理念を体現していく上でもインパクトのある全国大会でした。
近藤 良夫氏(近藤良夫会計事務所・浜松支部)