全ての人に感動を与える菓子職人をめざす
シェ・ワタナベ
渡邊 隆太郎氏(沼津支部)
事業内容 ケーキ、パン、焼菓子、パルフェ、食事・アレルギー用ケーキ、低カロリーケーキ
創業 1991年
社員数 正規6名
入会 2015年3月
所在地 沼津市日の出町1-15
ケーキ職人になるきっかけ
渡邊氏はアトピー性皮膚炎で、食べ物によっては炎症が起きてしまい、子供の頃とても辛い日々を過ごしていました。その辛さを見ていた両親。父は製菓職人、母は栄養士、周りには多くの食にたずさわる方がおり、一緒にアレルギー対応のお菓子開発を始めます。最初に完成したのは、石のように硬い硬いクッキーでした。甘いだけの美味しくない物でした。しかし、両親の愛情いっぱいのクッキーは一生忘れられない思い出深い食べ物でした。「お菓子が食べられる幸せな気持ち。ケーキ屋さんになろう、全ての人に美味しいと感動してもらえるものを造ろう」これこそ、渡邉氏がケーキ職人を目指したきっかけなのでした。
念願の店舗オープンに向けて
夢の実現に向けてとある洋菓子店で修行をします。1年目では、皿洗い、掃除、食材の下処理、どれも弱い肌には辛い仕事でした。また、繁盛店だったこの店は激務でした。しかし子供の時の両親への思い、アレルギーに苦しむ人たちへの思いが支えとなり奮起することができました。その後厨房内を任され多くの勉強や、貴重な体験をし、22歳でシェ・ワタナベ白金台店をオープンしました。著名人のオーダーケーキを手がけテレビ番組にも出演しました。24歳で学園通り店オープン。現在は沼津市内に2店舗、本店は今年で25年目を迎えます。
今後同友会とのかかわり
今後について質問したところ「各部門に分けて専門特化した店舗展開をしていきたい。この目標達成のためには、経営の勉強にも力を注がないといけない。人脈も増やさないといけない。アドバイスも頂きたい。現在様々な悩みがあります。今後の経営のために同友会の活動から多くの学びを得ていければと思います」と語りました。
取材・記事:片野 浩一氏(㈲弥生製作所・沼津支部)