自社ソフト開発の目標に向けて、日々学びを実践
㈱スギナシステム
土屋 恵理子氏(三島支部)
事業内容 要員派遣、ソフトウェア開発、WEBアプリ開発、電子計算室運営管理支援、PC関連サポート
設立 2013年7月
社員数 正規12名、パート2名
入会 2016年3月
所在地 三島市中336-3
主婦から一転、突然の社長就任
業務改善用アプリケーションの開発や情報技術者の派遣を主として行う㈱スギナシステム。その代表取締役である土屋恵理子氏は、前身の会社の解散を受け、ITの知識が全くない中、急遽その業務を引き継ぐ形で同社の社長となり、悩みながらも社員を導き経営しています。設立当初は社長として元の取引先を回り、会社が変わる事と、以後も変わらず技術者を派遣できる旨を説明するため、一社ごと訪問することから始まりました。当時は経営理念や事業計画も考える余裕もなく、目の前の仕事をこなす事で精一杯でした。季節が変わったことすらわからないくらいだった、と言います。
同友会は「参加するほど得をする」を実感
土屋氏は社長就任から3年、経営者の孤独を強く感じることがありました。そんな頃に、同友会会員のお店にお客として行くうちに仲良くなり、共通の知人の強い推薦で入会。それまで「経営者は孤独なのでは」とずっと自問していた土屋氏は、多くの会員から刺激、感銘を受け、また同じように悩んでいる経営者に触れ、考えを聞くことで、参加後は必ずモチベーションが上がったそうです。「気づき」は自社に持ち帰り、実践。現在は三島支部の例会企画副委員長として運営にも関わり、同友会は参加すればするだけ得をすることを実感している、とのことです。
仲間を得た経営者の新たな決意
「今後は情報技術者の派遣を行いながら、顧客ニーズにあった提案で中小企業のIT化の手伝いを行い、地域貢献をしていきたい」と土屋氏。「関連会社である会計事務所とも共同事業ができ、いずれは自社のパッケージソフトも開発し、販売していきたい」と新たな決意を聞くこともできました。その姿からは、仲間と出会い孤独から解放された土屋氏の、経営者としての新たな覚悟を感じました。
取材・記事:望月 健太朗氏(㈲望月新聞堂・三島支部)