江戸のころから船を造り、6代前まではさかのぼることができるそうで、会員である杉山拓也氏の祖父の代まで船を造っていました。父である現社長は、時代の流れをよみ、船の仕事はなくなっていくと、防水、塗装工事に仕事を転換していきました。
杉山拓也氏は、学校卒業後、マリーナでリゾート事業に携わり、その後、会社に入り10年がたちました。現在は、船の修繕は3割程度、主軸は地元の防水工事です。お客さまからの紹介で仕事をいただくことも多く、「商品力を増やして、安心して頼んでもらえる会社にしたい」という、拓也氏の思いは着実に実を結びつつあります。
多くの人との交流から学んでほしいと、社長の希望で後継者である拓也氏は入会しました。3月例会で、同世代の後継者の報告に、自分の課題を照らし合わせて討論に加わりました。長く続く宮大工の志を絶やさず、技術力を高めたいと願って、社員と共に日々の仕事にあたっています。