ヌマセン㈱
杉山 紗由梨氏(沼津支部)
事業内容:段ボールケース、化粧箱、パレット、ケーストライウォール(重梱包用)ケース、各種緩衝材包装設計
創立:1947年10月
社員数:30名
入会:2011年5月
所在地:沼津市足高292-8
URL:http://www.siz-sba.or.jp/nkdmt/numasen/
工場で育った幼少期
祖父である初代社長が、昭和22年に沼津市柳町にて、麻糸の原料を生産する紡績業として創立。昭和35年にこれからの高度成長時代を見込み、ダンボール箱の設計から製造まで行う業態変換に取り組みました。
杉山氏がまだ幼い頃は、学校帰りは工場によく遊びに行き、資材の切れ端で工作をした楽しい思い出があります。又両親が朝から晩まで、営業、制作、搬送そして経理と頑張りぬく姿を見て、経営者の姿勢など多くを学びました。
お客様の満足に応えるために
現在、原材料のダンボール・シートから、お客様のニーズにあった商品にするための独自の技術と誠意で高い信頼を得、多くの企業へ商品を提供しています。又、時代の変化(コスト削減&運賃の上昇など)に対応すべく、地産地消的生産、納品システムの構築、要望に合わせ組み立て納品など、自社にしかできないサービスの提供を心掛けています。お客の細かい要求に応えられるよう、適正価格、素材選択、短納期など、お客様目線での営業、生産、出荷を常に行っています。
環境への取り組み
さらにリサイクル率の高さから「リサイクルの優等生」と呼ばれる段ボールを扱う企業として、エコステージを取得。5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)活動を行い、リサイクルの一歩先を行くリデュース(省資源)に貢献する企業として、地球環境の保全と、持続可能な社会を目指した取り組みを続けています。
今後の学び
杉山氏も、忙しい時は自ら工場のラインに入り、社員と供に汗を流し、社員を大切にする温かい人柄です。これからの会社の課題として①新規顧客の開拓と既存顧客へのフォロー②工場現場での人材の育成③事業継承などがあります。「同友会に入り2年、様々な経営者との交流のなか、前向きな刺激や勉強の毎日です」と目を輝かせながら語る明るい姿が印象的でした。
取材:渡邉 健氏(㈲ドリームズミュージックエンターテイメント・沼津支部)
同行:羽野 佳明氏(丸は羽野水産㈱・沼津支部)