カテゴリー:会員訪問記
ようかんと共に毎日成長する社長!
㈲丸鈴製菓
代表取締役 鈴木 智道氏 (富士宮支部)
事業内容:一口羊かん、富士山羊かん製造
創業:1970年(昭和45年)7月
社員数:正規2名、パート2名
入会:2012年2月
所在地:富士宮市北山5277-1
右:鈴木氏 左:取材 田邉氏
世界一の富士山ようかんをつくる会社!
同社は2代目社長の鈴木智道氏のご両親が、昭和43年にようかん専業として創業。ようかん一筋、使う素材にもこだわってファンを作りながら、40年以上コツコツと経営してこられました。今年は富士山が世界文化遺産に登録された事で「富士山ようかん」が一躍大人気になりました。毎日製造が追いつかない程の忙しさで、スタッフ一丸で業務に取り組まれています。
まさかの逆境、苦難の日々
しかしその影には、人に言えないような苦難の連続がありました。ほんの数年前、先代社長が事故で急逝され、当時家業に入って間もなかった智道氏が、ノウハウを覚える間も無く、心の準備もできず急遽社長となりました。経営はおろか、営業や仕入、販売などわからない事だらけ、従業員さんとも当初は折り合わず、途方にくれる日々。そんな中、菓子組合で交流のあった社長の紹介で同友会の存在を知り入会されました。
同友会での凄まじい成長
入会後、富士宮支部運営の経営指針研究会にも入りました。経営理念の作成にとりかかるも、先輩経営者から愛のこもったダメ出しや指摘の連続。恥ずかしさで一杯の日々ですが、そこまで言ってくれる仲間に感動し、必死に取り組んでいます。智道氏のお母様も「特に最初の1年は凄まじい成長。同友会で学んだ事をすぐに実践している。」と、変貌ぶりに驚く程です。
より良い商品を届けてみんなを幸せにしたい
社長となって3年、会社をしっかりとさせ、経営者として成長していく事はもちろんですが、地域とお客様があっての丸鈴製菓、「丸鈴の存在をきっかけに、地域を始め沢山の人と人の良い出会いをつくりたい」「おいしいようかんを一人でも多くの人に伝え広げて、幸せな気持ちになってもらいたい」と想いを語る智道氏の目には、未来への希望が沢山輝いていました。
取材・文 田邉元裕氏(富士宮支部)