チャレンジを続ける中で、本業が強化される

カテゴリー:会員訪問記

県定時総会の記念講演をお願いしている、浜野製作所の浜野慶一社長を、墨田区にある赤や黄色に彩られたカラフルな工場を訪ね、お話しを伺いました。試作部品の板金加工を主に、2000年社員数4名、取引先4社だった会社が、今は社員29名、取引先も650を数える組織へと変わっています。

 

 

 

 

父親の死去により事業を継承、新工場たちあげ準備最中の、もらい火による工場焼失、賠償金交渉中に火元の業者が倒産し、立ち退きの目にあう。そんな中で失わなかったのが、受注製品の納期厳守と持ち前の元気と行動力。不眠不休で仕事に没頭し、信頼されて火事後の受注は1.5倍、災禍を乗り越えることができました。

産学官との連携も順調です。大学と組んで電気自動車を開発、自治体と組んで小学生の環境教育、あくなき挑戦を続けるうちに大手企業から申し入れがあり、新規受注へ繋がってきました。また、大阪同友会のメンバーとの共同出資で新しい会社を設立、横のネットワークで新商品も開発しています。

ものづくりのディズニーランドをめざす浜野製作所は、若い社員のアイディアや活力に溢れ、日々化学変化を起こしています。