【シリーズ憲章】2010年7月号第27回

カテゴリー:中小企業憲章

2010年7月号【第27回】 元気の源を中小企業化ら発信していこう! 河原崎勝弘氏((株)河原崎商事・榛原支部)

 

戦後、日本は豊かな国作りのため、上へ上へと目指し働いてきました。私達は高度成長と共に歩み、目標を定め、努力すると確実に成長できた時代を生きてきました。
ところが、バブル崩壊、サブプライム問題、世界同時不況と次々に荒波が襲ってきました。お互いに、競い高め合い発展してきたにもかかわらず、大企業の危機回避の結果は中小企業に大きな打撃をあたえています。厳しい時代、元気になる材料はなかなかみつかりません。
でもうれしいニュースもあります。7年間約60億キロ宇宙旅行をして奇跡的な帰還をした小惑星探査機「はやぶさ」は難局が幾度もありながら、絶望的な状況を切り抜け、最大の目標を達成しました。決してあきらめない執念が実を結びました。開発には町工場の職人も係わったと聞き、一層、元気がでました。中小企業も常に挑戦者でありたいと思います。
地域・社会・文化の発展のために、人を育て、働く人が仕事の誇りと向上の喜びを持つことができる職場をめざすことが企業再生に繋がります。経営指針作りや社員教育等、常に学び努力し、人と人との絆を大切に5年後、10年後を見据えて経営にあたることが輝かしい社会づくりのためになります。中小企業は日本経済の根幹であると中小企業憲章に記してあります。今が正念場です。元気の源は中小企業から発信していきましょう。