【逸品】県内信用金庫で初の採用!「仲間づくりポスター」を全支店に掲示
会員企業名 | 島田信用金庫 | 創立 | 1929年 |
会員名 | 三浦 忠司 | 業種 | 金融業 |
所属支部 | 榛原支部 | 従業員数 | 456名 |
会暦 | 2017年10月入会 | 事業内容 | 預金業務、貸出業務、為替業務、本業支援、地方創生ほか |
魂を込めた経営指針に感動
三浦忠司氏は2017年10月に入会。きっかけになったのは、オブザーバーとして例会に参加した際に感じた、同友会会員の真面目さと自社経営や地域に向ける情熱でした。入会後は榛原支部のみならず、県行事や他支部の例会にも積極的に足を運んでいます。参加する中で何よりも驚いたのが、経営者自らが自分自身と向き合い、魂を込めて作成した経営指針書でした。経営者同士が膝詰で議論し、時には自身の決算書なども見せ合いながら自社の未来と向き合う姿に、中小企業の力強さと信頼関係の強さを感じたと言います。
キーワードは「連携」
三浦氏がキーワードとしているのは「連携」です。今までも様々な連携を具体化してきました。金融機関・ハローワーク・企業が、人手不足という共通の課題解決に向けて連携した事例があります。同金庫の職員とハローワークの職員が、求人を出している企業に訪問。互いの実態を知ることで、よりよい形での採用につなげています。さらに、国内でも先進的な取り組みとして、同金庫のATMコーナーにハローワークの求人誌を設置。多くの方が地元の求人に目を向けることのできる環境をつくりました。三浦氏は「共通の課題解決に向けた具体的な連携は、魂の入った行動に繋がる」と話してくれました。
県内信用金庫で初の採用!
「仲間づくりポスター」を全支店に掲示
今回の逸品である「仲間づくりポスター」も、静岡同友会と同金庫の「連携」の具体的な形として、全支店に掲示する運びとなりました。ポスターの掲示をきっかけに双方の連携が深まり、より具体的な活動に発展することへも期待しているとのことでした。労使見解を軸に据えた経営指針の成文化と実践を目指す“同友会型企業”が地域に増えることは、地方創生の土台のひとつにもなりうるでしょう。
「地方創生」と「本業支援」の2本柱
島田信用金庫は今年で創立90周年を迎え、「地域一体宣言」のもと、「地方創生」「本業支援」を2本柱として活動しています。2016年4月に「地方創生の一丁目一番地」として、島田市などと連携し設立した「島田市産業支援センター(おびサポ)」には、年間約2,000人が相談に訪れるようになりました。また、地方創生に取り組む地元高校生の研究発表の場として開催している「高校生による地方創生研究発表会」は、高校生のアイデアと企業をマッチングし商品開発という具体的な成果に結びつけています。
2019年6月には掛川信用金庫との合併も控えており、より広いエリアでの支援が可能となります。今後も「お客さまと共に金庫も栄え明るい職場と幸福な家庭をつくる」という経営理念のもとで「地域と一体となって地方創生に取り組んでいきたい」と三浦氏は話してくれました。
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