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オフィスとしての「みしま未来研究所」
㈱集客デザイン研究所
代表 増田 隼人氏(三島支部)
事業内容:WEBサイト・映像制作、イベントセミナー企画・運営、補助金・助成金支援
創業:2015年
入会:2017年8月
所在地:三島市中央町6-2みしま未来研究所内
㈱集客デザイン研究所の増田隼人氏は、少子高齢化が進む三島市にかつて存在し、廃園になった幼稚園を改装してつくられた「みしま未来研究所」にオフィスを構え、プロモーションコンサルティングなどの活動を行っています
今の自分に繋がる強い想い
高校卒業後、東京のシステムエンジニア会社に就職し、営業で全国を飛び回っていた増田氏。地方に行った際、どんどん冷え込んでいく町に驚き、自分の生まれ育った町も何もしなければこうなるのかと不安になったそうで、この時の体験が今の事業への想いにつながっています。事業の目的は地方経済を活性化すること、そして魅力あるまちづくりとPR活動の実践だと明確に語ってくれました。
独立するもジレンマの日々
増田氏は一抹の不安を抱きながら敢えて静岡にUターン就職し、地元の若者と交流を深めていくうちに、自分のやりたいことが膨らんできて独立に至ったそうです。地方経済の活性化を人生のミッションにして事業を立ち上げたものの地方はそんなに甘くなく、ネットワークはあるのに収入に繋がらないジレンマとの格闘の日々が続きました。
同友会との出会い
三島の様々な団体に所属して自身をPRしていた中、先輩の勧めで同友会に入会した増田氏は、明らかに経営を伸ばしています。「同じ悩みを抱えている経営者の話を聞き、先輩の話を聞いているうちに点と点が線になり、自分の進むべき道がわかってきた気がする。入会を勧めてくれた先輩、そして応援してくださる同友会の皆さんには本当に感謝している」と語る増田さんの姿には入会当時よりも自信が感じられ、今後の同友会を背負っていく人材とも受け取れました。
みしま未来研究所とは
増田氏がオフィスを構える「みしま未来研究所」では、クリエイターなど現在20名ほどの方が利用しています。打合せ室や会議室などの充実した施設もあり、「おはようございます」から「お先に失礼します」などの会話もあるので、カフェで仕事をしているのとは違い、同じ会社の中で仕事をしているような不思議な空間だと言います。また、同所には一般の方も利用できるカフェもあり、みしま未来研究所を運営する「NPO法人みしまびと」のメンバーがボランティアで運営しています。
今後のビジョン
増田氏は「今は目の前にあることをひたすらこなしていくのみだが、同じ想いが共有できる仲間を増やし、お客様のお困り事をもっともっと解決したい」との想いを語ってくれました。クリエイターのような個人で事業をしていく事業体が増えていく中で、彼らの困りごとを満たしてくれているのが、みしま未来研究所ではないでしょうか。
皆さんもここにきて、何とも言えない、ゆったりとした空間をぜひ味わってみてください。
取材・記事:山下 直毅氏(㈱サンアイ電工・三島支部)
取材:秋山 敦氏(㈱秋山建設・三島支部)