12月19日(水)、静岡大学人文社会科学部で静岡大学連携講座「企業経済持論Ⅳ」第12回の講義を桑﨑雅人氏(㈲島村歯車製作所)が行いました。
大学卒業後、華やかなアパレル業界に就職。3年後親族が経営する島村歯車製作所に勤め始めました。初めのうちはなれない環境に戸惑うこともありましたが、徐々に物づくりの楽しみを感じるようになり、2001年に代表取締役社長になりました。
様々な歯車を製造していますが、その中でも「独自の歯切り加工による高精度樹脂製歯車の開発・製造・販売」については静岡県経営革新計画承認を受けており、長年培った知識と技術による高性能の歯車の開発、製造、販売を行っています。
地域社会に求められ、認められる中小企業を目指すことや、企業にとっての人財の重要性を講義しました。その中で「社員が生きがいを求められる企業に育てていくことが私の一番大きな仕事と考えています」と話し、社員さんがミスをした時に始末書ではなく「プラス書」を書いてもらう事例を報告。失敗から学んだ改善点や次に繋がった事を書き、定期的に社内で発表し共有します。社員さんそれぞれを尊重し、重視する会社でありたいとの思いを語りました。