「仲間づくりは、自分づくり、そして地域づくり」 イントロセミナー(榛原支部設営)

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 「仲間づくりは、自分づくり・地域づくり」と話す加藤克洋氏(民宿東海/榛原支部)。同友会の理念や成り立ちを今一度学ぶイントロセミナーを、6月28日(金)牧之原市総合健康福祉センターさざんかで開催しました。会員16名・オブザーバー3名が参加し、自社経営と同友会を一体として捉える大切さを学びあいました。

 「同友会とはどうゆう会か?」を髙橋幸夫氏(かちどき特許事務所/三島支部)がわかりやすく説明したのち、牧之原市で民宿経営する加藤氏は「同友会と私」の報告で「同友会で楽しく学びながら人脈ができた」と語りました。創業した昭和54年以来、夏のシーズンでは静波海岸に各地から海水浴やサーフィンの観光客が多い時代が続きました。しかし、インフラ整備が進み、宿泊客が減っていきました。以前は21ヶ所あった宿泊施設も今では8ヶ所になりました。リーマンショックや震災による原発の風評被害も追い打ちをかけました。法人客や外国からのお客様のキャンセルも相次ぎ、厳しい状況が今も続いています。そのような中でも、加藤氏は「同友会で出会った多くの先輩経営者の苦労話やアドバイスを聞き、充実した生活を送っている。仲間をつくることは、自分を律する機会が増える。そして、同友会で共に学ぶことは、同時に地域づくりに繋がっていく」と参加者にむけて語りました。
 知久正博氏((有)知久会計センター/県代表理事)は「支部活動だけで留まらず、県や全国の活動にも積極的に出ていくと、さらに『自分はどうあるべきか』『どう会社を良くしていくか』を常に考えることができる」と言いました。

 グループ討論では「貴社の最優先課題は何ですか?」をテーマに議論しました。「本業が今後成り立っていくのかを見極める。そのためには何より社員が大切になる。一丸となった経営をしていく。」また、「新しい商品やサービスなど積極的に進めるとともに、社員教育など社内体制の充実を図る」と、全グループが発表しました。最後に会員・オブザーバーの参加者全員で「握手」を交わし、閉会しました。