従業員は宝です! アコレ㈱ 後藤芳氏 富士宮支部

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左から穂坂氏、田邉氏、後藤夫妻

アコレ㈱
代表取締役 後藤 芳氏
事業内容:不織布の打ち抜き、化粧用パフ製造
創業:1970年11月
社員数:23名(パート含む)
入会:1981年12月
所在地:富士宮市星山961-6
URL:http://acore-puff.com/

■高い品質でコツコツと事業を継続
昭和45年、後藤商事として設立された同社は化粧用パフのOEM製造を主に行っており、元々は、製紙会社の不織布の損紙を再加工するところからスタートしました。人の縁もあり、地道に事業を継続して親子2代で40年以上。OEMが中心で、大手企業を中心に品質基準がとても厳しいとか。課題やクレームが発生すれば、全員集合してすぐに対策を考え、社長夫妻も現場でリアルタイムに改善指示をしながら品質の維持に取り組んでいます。

■人の縁を大事に
これまで発展してきた理由は?と尋ねると「人の縁」だと言います。社員は家族同然に、大切に関係性を築いて来ています。
また、ビジネスチャンスを探っていた時期に、たまたま人の縁で、後継者の居ない同業の経営者の方と出会ったそうです。交流する中で後藤氏の誠実さが買われ、その会社の機械と仕事をそのまま譲り受けたこともありました。

■同友会に出会って
同友会は入会して30年以上のキャリア。入会して多くの学びや気付きを得る中で、「それって(=現場に入ること)社長の仕事じゃないだろう」や「タネはまかないとだめだ」と言われたことが今でもずっと心に残っているそうです。

■新しい挑戦
試行錯誤する中で、近年は大きな取り組みに着手されました。長年親しまれた後藤商事の社名を、女性の“憧れ(あこがれ→アコレ)”の商品になるように、また業界の「核core」となる想いを込め、2011年1月1日の1が重なった日に現在の社名「アコレ」(acore)と名付け、変更。CIの整備、ホームページの開設を行い、積極的な情報発信をスタートしました。
そして今年は次のステップへ進むため、40数年目にしてはじめて、新卒(高校生)の社員を採用しました。いずれ訪れる後継者対策にも着手しています。専務である後藤氏の奥様も「私達(会社や経営者夫婦)と一緒に成長していきましょう」と社員たちと意識を共有し、一緒に手をたずさえて業務に取り組んでいる姿が印象的でした。

取材:田邉 元裕氏(㈲カボスメディアワークス・富士宮支部)
同行:穂坂 勝彦氏(富士宮清掃㈲・富士宮支部)