２月20日、牧之原市総合福祉センターにて榛原支部２月例会が開催されました。支部会員３名が、成長企業の原動力と題し、社会的ニーズに対応した新たな価値の創造と実践を、パネルディスカッション形式で語りました。報告者は、門田俊夫氏 ((株)クリーニングのマイン)、畑設司氏((株)ハイナン)、山本坂衛氏(山本電機(株))でした。

門田氏は、クリーニング業として、県下初となるドライブスルーやシーズン預かり保管、宅配サービスなど、利便性の高いサービスを展開しています。人口減少、高齢化社会などの外部環境の変化の中において、お客様の傾向を分析することで新たな営業戦略が生まれてきました。

畑氏は、総合解体工事業、産業廃棄物処理業、リサイクル事業などを行い、新たな価値の追求で循環型社会の確立を目指しています。解体工事現場から出るコンクリートの再資源化について研究・開発を行いました。２年の期間を経て、現在は、再生砂として資源活用させることを実現しました。

山本氏は、制御システムの開発・製造技術を活かし、地域産業を担う企業の省力化、省エネ化、経費削減に貢献しています。これまで培ってきた制御盤のノウハウと技術力を生かして、医療分野へ進出しました。システムのプログラム開発から製作、そしてアフターメンテナンスまで一貫した体制で行い、スピーディーに対応をしています。

まとめに、コーディネーターの鈴木茂氏((有)静波オート)は、「３者に共通すること。それは社会に必要とされる会社を目指しているということ。よりよい製品やサービスをめざし、社会的ニーズ、価値を追求していること」と参加者に伝えました。