愛情と想いを玉子にこめて ㈲杉山養鶏場

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愛情と想いを玉子にこめて

㈲杉山養鶏場

杉山 道洋氏(御殿場支部)

事業内容 養鶏業、鶏卵販売業

創業   1990年(平成2年)2月

社員数  正規 4名 パート 15名

入会   2008年(平成20年)3月

所在地  御殿場市二子84-1-1

Webサイト  http://sakuraeggs-gotemba.jp/


㈲杉山養鶏場 杉山氏(写真右)と

安全・安心・愛情一杯の玉子づくり

 50年ほど前にお祖父さんが始めた養鶏業。もともとは生産、卸売りだけを行っていましたが、昭和60年頃から直売を始めることで、徐々に御殿場では誰もが知っている「さくら玉子」ブランドの生産・販売会社として成長してきました。「安全・安心・愛情一杯」をポリシーとし、餌の改良を始めとして、お客様に「また来て頂く」ための接客、品質向上、新商品開発などに取り組まれ、地域に愛されるお店を心掛けていたそうです。


鶏舎の様子

同友会で経営理念を成文化

3代目となる道洋氏が同友会に入会し、支部の経営理念部会で経営理念を成文化したのは昨年度。代々受け継がれている「安全・安心・愛情一杯」を掘り下げ、経営理念として成文化しました。そんな道洋氏の現在の悩みは「理念の浸透」。まだ完成して数か月の経営理念は、朝早くから仕事をし、忙しく働く社員の皆様に浸透・共有していく時間をなかなか取れないそうです。しかし、先々代のお祖父さんから受け継がれている玉子に対するポリシーは、しっかり皆さんの胸に刻まれているようです。


店内の様子

まだまだ進化する経営理念

道洋氏いわく、「今の経営理念は第一段階」。時代の変化や自身の成長で、もっと違った、納得のいく理念を作り上げるまで完成ではない」との事。「現在家族で構成する正規社員の他に新入社員を入れて、共に育っていく会社作りをしたい」と会社の将来像を心に描く道洋氏は、「農業・畜産の学校を卒業して活躍する場を求める若者が安心して働ける会社体制を作り上げるまで、経営理念は進化していく」と想いを力強く語ってくれました。

取材・原稿:大川 隆久氏(フヱタ工業㈲・御殿場支部)
取材:杉山正英氏(㈲杉山正五商店・御殿場支部)