今回のテーマである事業継承は、弊社で経営しているゴルフ練習場も社長(父)や支配人(母)が60歳を超え、最近引退についてしばしば話し合いを行っており、私自身も直面している問題でした。
今回の例会では、「既に事業継承された」「今後、事業継承される」「今後、事業継承する」という、立場の違う3名の報告が行われました。
報告の後にそれぞれグループに分かれて、各報告者が実際に体験した、あるいはこれから体験するであろう事業継承について、いつ、どのタイミングですればよいのか?そして継承を行ったうえで、会社の問題点の改善や今後の目標を達成するためにはどうすればよいのか?などを、グループワークによって意見交換しました。
そこで私が一番感じた事は、覚悟だと思います。先代から全てを受け取り事業を継ぐ覚悟、次期社長に全ての事業を継がせる覚悟。例会を終えて改めて人、モノ、お金を継承し事業を永続的に経営する難しさを実感しました。
企業は人と同じで100社あれば100通りの継承パターンがあると思います。我々中小企業家は、事業継承というと親子、又は親族間の継承が多数だと思います。継承させる方も継承する方も存在が近いだけに、それぞれの思いや経営理念についてしっかり意志疎通をし、覚悟を決め、将来の準備をすることが大切だと学びました。
勝亦 政和氏(㈲静西開発 神場ゴルフセンター・御殿場支部)
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