【写真】(株)森下商店 代表取締役 森下 昌治氏
【逸品】金山寺みそと、もろみそや金山寺みそを使った調味料
会員企業名 | (株)森下商店 | 設立 | 1957年7月 |
会員名 | 森下 昌治 | 業種 | 食品製造および卸売業 |
所属支部 | 静岡支部 | 社員数 | 13名 |
会暦 | 1994年5月入会 | 事業内容 | 金山寺みそをメインに梅干・らっきょう・ニンニク漬等の漬物 |
静岡市葵区にある株式会社森下商店は、創業64年の漬物等の製造・販売会社です。従業員数は13名。主に県内、中西部をメインに販売・卸売をされています。
会員の森下昌治氏は、3代目になります。森下商店の商品は、金山寺みそ、梅干し、ラッキョウ、甘酒等。他社製品も扱われていますが、「フジモ印」という自社ブランドでの販売が半分以上を占めます。
「フジモ印」の名前は、富士山の「フジ」と森下の「モ」をとって名付けられました。1951年の創業時は、清水の幸町で主に醤油や味噌の小売、卸売をしていましたが、徐々に漬物等の取り扱いも増えて行きました。その中で売れ筋商品であったのが、金山寺みそでした。当初は、金山寺みそを仕入れて販売していましたが、良く売れたため内製化に踏み切ったら、また良く売れたと言います。
そして、1965年には現在地である静岡市葵区瀬名川に移転。徐々に土地を買い足しながら、工場も大きくなっていきました。
フジモ印の金山寺みそは、少し甘めの味付けで、小麦や大豆の粒が残っているのが特徴です。小麦や大豆の粒を残すために、みその熟成具合には気を使われているようです。
今後は、主力商品の金山寺みそをメインに、金山寺みそをアレンジして商品も色々と開発していきたいと森下氏は言います。また営業面では、まだまだ金山寺みその知名度の低い若い世代や、他県の人々にアピールしていきたいと語っておられました。
取材・記事:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)