【シリーズ羅針盤】2015年5月 塚本 和成氏 ㈲塚本商店

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 私の会社は島田市を中心に廃棄物処理業、リサイクル業を営んでおります。廃棄物や古紙を塵芥車(ゴミ収集車)でのルート回収が主な仕事です。同友会に入会したのは平成24年5月のことで、同友会に入会していた同業者の先輩から誘われたのがきっかけです。当時は会社を経営することや「いい会社を作りたい」という思いよりも、目の前の課題をこなすことが精一杯で、経営者としては未熟すぎるほどでした。また、儲かっているのかいないのかがよくわからない経営状態で、先のことが不安になることがたくさんありました。私が所属する志太支部には創る会の卒業生が多く、入会当初からその存在を知っていたところに「参加すれば変わるから」と背中を押され、平成25年度、第10期経営指針を創る会に参加しました。

 創る会での課題は会社を見つめ直すいい機会となりました。同時に、こんなにも会社のことを真剣に考えていなかったんだと痛感しました。討論では、毎回同じスタッフではなく初めて自分の話を聞く人がいるので、いろいろな形で繰り返し思いや考えを伝えました。そのお陰で、思いがより強固なものになり、また伝え方もうまくなったと思います。今まで自分の考えや自社のことを発表することがなかったので、とてもいい経験となりました。創る会が自分自身に与えた影響は非常に大きく、特に後半の方針や計画を立てる部分は今まで全くやってこなかったことだったので、その大切さを学びました。

 経営指針を作って1年、創る会に入る前は目の前の課題をこなすだけの行き当たりばったりな経営だったのが、今では経営理念、方針、予算計画と会社の羅針盤ができ、計画(チャレンジ)や方針の実践が結果に結びつき、儲かる会社へと変貌を遂げることができました。しかしまだまだ理念の浸透が不十分で、これからの課題もたくさんあります。そんなときに相談ができる仲間ができたのも創る会のおかげです。特に同じ10期生の仲間たちには日々刺激を受けています。これからはスタッフとして創る会に携わり、また勉強させてもらいます。

経営指針を創る会10期卒業生

塚本 和成氏(㈲塚本商店・志太支部)

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