縁を大事に!行動力が輝くユニフォーム屋
㈱ギャロップ
代表取締役 髙田 奈々氏(静岡支部)
事業内容 ユニフォーム卸(作業着、事務服、イベントブルゾンTシャツ、お年賀タオルなど)
設立 2009年7月
社員数 正規1名
入会 2014年10月
所在地 静岡市駿河区中吉田1-15
URL https://www.facebook.com/gallopworks/
髙田 奈々氏(左)、藤本 浩氏
作業着を主軸にユニフォームを卸・販売
静岡市内でユニフォーム、作業着の卸・販売を行う㈱ギャロップは、前身の石井商会から数えると60年続く老舗企業です。取引先は、大手百貨店から一般企業、個人のお客様まで幅広い客層に対応されています。取扱い商品の構成は6割が作業着、2割が事務服、残りがプリントTシャツ等となります。
付加価値を高め、荒利率を改善
髙田奈々氏が社長を引き継いだのは2012年頃。それまでの粗利益の低さに愕然とし、付加価値を上げるために、プリント加工や小口注文に注力します。作業着、ユニフォーム本体を売り物にすると、単純に価格競争になってしまうため、会社名やロゴマークを入れ、作業着の種類、色、プリントのデザインを提案することによって、付加価値を高めていきました。また、比較的粗利率の取れる小口注文も、髙田氏持前の面倒見の良さで、職人さんや個人のスポーツチームのお客さんを増やしていきました。その甲斐あって、引き継ぎ当初10%前後だった粗利益は30%を超えるまでに改善しました。今のインターネットの時代、物を売るだけでは生き残れない、と何度も語っていたのが印象に残りました。
Facebookでの縁をフル活用
髙田氏は営業活動や人脈を広げるため、Facebookをうまく活用しています。Facebookで仲良くなった社長の所に話を聞きに行ったり、営業に行ったり、会社のFacebookページがホームページ代わりになっていると言います。同友会への入会も、山崎製作所の山崎かおり氏とFacebookで繋がっていたのがきっかけでした。入会後は積極的に例会や委員会活動に参加する髙田氏。色々な会員企業の成功例を聞くのがとても面白い、と言います。
現在、自宅に事務所や資材置き場を設けている髙田氏には、夢があります。お客さんや地域の方々が気軽に立ち寄れる、地域に貢献できる店舗を作ることです。今は夢に向かって色々なことを勉強し吸収する時期、これからも立ち止まらずに仕事に邁進していきたい、と語ってくれました。
取材・記事:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)