【シリーズ羅針盤】2016年2月 三輪 雅則氏 ㈱マルイチ

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私は14年前に会社を継ぎました。「絶対に会社を潰さない…」それが私の使命だと。

責任感の為だけに必死で仕事をする毎日でした。社員も少しずつ増えていく一方で、社員には「僕の言っていることだけやればいい!」「何で言っていることがわからないだ!」と怒鳴ることも…。「このままでは駄目だ。会社が潰れてしまう」と経営の在り方に疑問を抱き始めます。そんな時に創る会の話を聞き、「経営指針がないことが原因では?」と迷わず入会しました。

夏の一泊研修の発表では「大学のレポートを書いているんじゃない!これは自分自身の事を書いているんだ!」と厳しく指導して頂きました。いつも抽象的に発言をしてしまう私。自分自身の想いになかなか向き合う事が出来なかった私。沢山の気づきを頂き、研修後も自問自答し続けました。「何の為に仕事をするのか?何の為に生きていくのか?」悩み続けた結果、やっとの思いで理念を創りだすことが出来ました。それも厳しく指導して頂いたスタッフの方々、悩みを打ち明けられる仲間がいたからこそと実感しています。

そして初めて経営指針発表会を行いました。初めて私の想い、会社の未来を社員の皆に伝えました。「社長の想いが初めて聞けて嬉しかった」「これから皆で頑張っていこう!」社員皆が同じ方向を向き頑張るようになりました。仕事の役割も明確になり、良いチーム作りについて話し合うなど、皆が楽しく、やりがいをもって仕事をしています。これまでに就業規則の改定、賃金の見直し、管理会計の仕組みつくりを行いました。新卒者の採用、安定顧客の獲得など、まだまだ課題は山積みですが、社員皆で夢が持てるような会社創りをしていきたいと思います。

創る会では、全てをさらけ出し自分自身と真剣に向き合うことが出来ました。経営の在り方、想いにも気づく事ができ、社員の幸せを真剣に考えられるようになりました。ここまで変わりそして実践出来ているのも、この会に受講させて頂けたからだと心から感謝しています。

経営指針を創る会第11期卒業生 三輪 雅則氏(㈱マルイチ・榛原支部)