静岡支部長に聞く!会社、そして同友会のこと
㈲マルミ海産物
代表取締役 山田 勝幸氏(静岡支部)
事業内容 海産物卸製造業(卸売関係(煮干類・しらす干・桜えび・生わかめ・昆布・削節原料・海苔他)
設立 1939年5月
社員数 正規3名、パート2名
入会 2008年4月
所在地 静岡市清水区高橋6-6-26
祖父の時代から77年続く老舗海産物問屋
㈲マルミ海産物は昭和14年創業、77年続く老舗海産物問屋です。煮干しや桜えび、昆布等の卸売り、かつお節等、各種削節の製造販売を行っています。主な顧客は、水産卸会社、学校、飲食店等ですが、一般への直販も行っています。現在の事業を始める前、山田氏の祖父の時代は、生糸の製造を家業としていましたが、徐々に増えてくる中国産の生糸にシェアを奪われ、知り合いのつてもあったことから、海産物の取り扱いにシフトしていきました。昭和45~46年頃までは、清水区の追分で商売をしていましたが、大型トラック等を使った物流が主流となってきたこともあり、広い土地に移転をし、現在に至っています。山田勝幸氏は、神戸の卸問屋での修業を終えた後、会計事務所勤務を経て、家業に戻ってきました。そして12年前、山田氏の父が引退するに伴って、3代目として社長に就任。その当時から清水の色々な団体に所属し、地元で顔が広くなっていきました。
経営を通して地域に貢献できる同友会との出会い
50歳になった時に中小企業家同友会を紹介され、経営を通して地域に貢献できる団体だと思い、入会しました。それからすぐに「経営指針を創る会」を受講し、経営指針の成文化に取り組みます。創る会では、経営について色々な意見やアドバイスが聞けたといいます。「普通は他人の経営に口出ししないじゃないですか?貴重な経験をさせていただきました」と当時を振り返り語っていました。また、同友会で例会や委員会に参加することで、多くの人脈が出来たといいます。
自社と同友会の今後の展望
会社の展望について山田氏は「カツオを例に挙げると、国内の漁獲量が減って仕入れ価格が上がってきていますが、タイで相場が決まるため売価は上がりません。ウチの強みである安全、安心な良い商品を買ってくれる人をターゲットに、ネット等も活用して販路を広げたいです」と話してくれました。 現在同友会では静岡支部長も務める山田氏。静岡支部の目標としては「まずは今年は静岡市で行われる全県経営フォーラムに向けて支部をまとめたいです」とのことでした。 多くの参加をお待ちしております。
取材・記事:藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)