老舗建設会社の未来を担う三代目後継者  山岸建設㈱  山岸 浩幸氏(志太支部)

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老舗建設会社の未来を担う三代目後継者

山岸建設㈱

山岸 浩幸氏(志太支部)

事業内容 建設業(土木一式・環境衛生機器販売・土木・道路・河川・水道・治山・鉄道・住宅造成・外構工事等)

設立     1959年5月

社員数    17名

入会     2010年7月

所在地   島田市志戸呂863-1

左から戸塚氏、山田氏、山岸氏、塚本氏


68年続く老舗建設会社

山岸建設㈱は、昭和23年に祖父が金谷町高熊建設の仕事を手掛け、創業しました。昭和34年に法人化、そして平成19年に移設しました。 土木工事を主とし、公共工事が主のメインで事業を執り行ってきましたが、民間の工事も受注できる体制へと変化を重ね、近年では少しずつシフトをしています。


次期社長としての成長を求め入会

山岸浩幸氏は現在32歳、三代目となる後継者です。また、志太支部の若手後継者の一人でもあります。「変化の激しい時代、今後も同じことをしていては建設業はダメになってしまう!一緒に勉強していこう!」と建設業の先輩から誘いを受け、同友会に入会しました。現社長ではなく、会社の将来を担う後継者の浩幸氏が入会したのは「同友会を通じて経営者としての資質を養い、時代の変化をとらえ先を見る目を持たせたい」という現社長の思いからでした。浩幸氏は「業務のために会活動になかなか参加出来ないこともあるが、会社を維持・発展させていく経営者としての学びの場に積極的に参加し、会員から吸収していきたい」と語ります。


今後の時代を生き抜くために

土木職人の高齢化による人員不足や公共工事の減少による競合の激化など、さまざまな問題が建設業には渦巻いています。激動の時代のなかで、仕事を獲得するという重要な仕事を現社長から引き継ぐこと。公共工事が減少していく中で、今後、民間工事を広く任せてもらえる魅力ある会社にしていくこと。後継の経営者として、現社長が支え育ててきた会社を維持発展させていけるよう自身を磨いていくこと。現社長のつくった経営理念を、山岸氏自身が受け継ぎ社内にも浸透させ、理念の理解・共有をはかること。同友会とのかかわりの中から、これらに関するヒントや気づきを見つけ、成長していきたい、と氏は語ります。切磋琢磨しあえる、やる気に満ち溢れた若手後継者との出会いに感謝しつつ、共に未来を見据えながら、互いに成長していきたいと思います。

 

取材・記事:山田 幹也氏(㈱立花ガーデン・志太支部)
             取材:戸塚 康之氏(㈲アスカエンジニア・志太支部)
                塚本 和成氏(㈲塚本商店・志太支部)