カテゴリー:会員訪問記 / 支部別記事 / 新着情報 / 静岡支部
永きにわたり地域に根ざす老舗畳店
坪井畳店
坪井 秀樹氏(静岡支部)
事業内容:新畳、畳おもて替え、裏返し、琉球畳、置き畳、
畳 マット、いぐさ枕 、いぐさトイレマット
創立:1941年12月
社員数:社員2名
入会:2008年3月
所在地:静岡市清水区西久保295-1
TEL:054-366-4117
創業76年。開戦の年に開業。
坪井畳店は、1941年清水にて坪井氏の祖父が開業しました。1941年は太平洋戦争が開戦した年、食糧難でもあり、開業当初は仕事も少なく、地域の皆で助け合いながら過ごしていたそうです。時は過ぎ、現在代表をされている坪井氏の父の代になり、昭和49年の七夕豪雨の災害では、被災によってたくさんの畳の需要がでました。特需を受けて、県外から高値で売りつけようとする同業者も参入してくる中、日頃からお世話になっている地域の方々に特価で畳を販売したといいます。現在は、坪井氏が父と2人で経営しています。
安定の張り替え需要と新規受注難
商品の強みは、100%熊本産の材料を使用し、安心・安全の国内産畳を製造・販売しているところです。また個人のお客様相手の商売を主としていることから、何年か毎に張り替えの需要があるのが強みでしょうか。しかし、近年の畳離れにより、新規の受注が中々難しいようです。個人宅を1軒1軒訪問営業するわけにもいかず、新規の受注はインターネットからか、定期的に行う新聞折込からというのが現状です。
売上アップが当面の課題
今後の課題は、まずは売上アップ。そのために新商品の開発や、創る会での経営理念・経営計画の作成にも取り組んでいます。まずは、従業員の雇用ができるところまで売上を上げていきたいと語っていました。
取材・記事 藤本 浩氏(プリントバリュー㈱・静岡支部)