自動車部品の小売販売業を営まれている高野氏。メーカー系の部品販売会社を経験し、お父様の経営する高野部品に入社。8年後に専務になり、更にその8年後に社長に就任しました。
今から3年前に社長に就任してからは「何事についても尻を拭く覚悟」が決まり、専務時代は言いたい放題だった事に気づき、素直に反省する気持になりました。
その後、経営理念の発表や挨拶の徹底、1日1件訪問活動に注力していたところ、営業社員さんの突然の死により人数不足の状態になってしまいます。
しかし、増員しないことを決断し、給与規則を変更して、「全員で協力して乗り切ろう」としますが、多忙な業務は変わらず、自暴自棄の生活に陥ります。 そんな中「あなた、会社をこれからどうするの?」と素朴な疑問を奥様から質問され、答えられない自分に発奮しました。奥様はドリームマップの有資格者です。これを機に過去の経験と市場の流れを参考に、未来を目指す会社の姿が、だんだん見えるようになりました。ご自身のドリームマップもご披露頂きました。ドリームマップは経営理念の見える化とも重なります。
未来を語る例会は初めてで、「3年経って、ようやくスタートラインに立つことができた」と語る高野氏は、晴れ晴れとして見えました。
笹沼 幸雄氏(沼津支部)