カテゴリー:沼津支部
10月18日(水)沼津市民文化センターにて、沼津支部10月例会が行われました。
今月の報告者は㈲第一経営会計事務所 代表取締役 杉山秀樹氏です。テーマは「税理士だって経営者!~既得権益に守られていた士業にも規制緩和の荒波が・・・でも社員を守りたい!~
杉山氏は大学在学中「納税者の権利を守る」という言葉に出会い、税理士を目指すことを決めました。昭和63年税理士登録をし、平成元年に㈲第一経営会計事務所に入所しました。
多くのお客様に恵まれ、良好な状態がいつまでも続く、士業は安定していると思っていました。
しかし、2001年に税理士法が改正され、業界が一変しました。広告規制が緩和され、さまざまな広告・宣伝が出回るようになり、顧問先を奪い合うようになりました。士業のこれまでの業態は崩壊してしまったのです。
そこから、杉山氏は様々な勉強を始め、平成17年からMAP経営計画を導入、平成20年にはランチェスター経営社長塾 塾長登録をし、時間もお金もかけて顧問先の為に頑張りました。その中で経営理念と経営戦略と数値計画を同時に作成することで勝利の方程式になると気付きました。
平成22年に同友会に入会し、今年沼津支部で行われている経営指針を創る会に参加し、「経営指針作成の手引き」を開いたときに、杉山氏は固まりました。「自分が多くの時間とお金をかけて学んできたことが、この400円の冊子に既にまとめられている!!」現在は支部内で指針作成を進めています。
社員さんとは危機感が共有できずに悩むことがあります。顧問先では社員さんが会社の顔です。なので、事務所では私が会社の方向性を示し、お互いの信頼を作っていかなければと思っています。これからも社員さんを家族のように思い、納税者の権利を守っていきたいと思います。