カテゴリー:経営指針
私は、自動車整備業という会社の二代目として9年が経ちます。自分に課せられた使命は、今はなき父親の意思(想い)を継いで、いかに会社を維持、発展させるかという事です。そんな中で、経営指針を創る会第8期生に参加させていただきました。忘れもしません第一回目の全体研修の日に、富士の赤石塗装の、赤石社長の経営に対する熱い情熱と、自分が変わっていった生き様の話、さらに二回目の日には、衝撃的な事が起こります。各テーブルでのバズの中で、こるどん㈱の後藤社長に『あなたは“労使見解“の意味が全く分かっていない!もう一度改めて勉強したほうがいい』と指摘され、あたかも頭を大ハンマーでなぐられたような衝撃に見舞われたことを思い出します。平素からの(社員さんに対しての対応)が根底から覆った瞬間でした。最近よく感じることは自分一人では何もできない、限界がある。自分の思い=経営理念を実現させる為に、社員一人ひとりに自分の分身となってもらって、お客様に接してもらっている。という考え方に変わって行ったという事実。経営の原点は「人」なんだとつくづく思い知らされる今日この頃です。指針を創る会8期生に参加させていただき、自分を改めて客観的に見つめ直す機会をいただきました。我社の「経営指針」はまだまだ途上段階ですが、指針の会での学びを基礎として、いかにお客様に喜んで頂ける会社を創れるかを大きなテーマとして、人づくり、組織づくりに取組みたいと、感じています。
指針を創る会では自分をさらけ出します。鎧兜を捨てて、真剣に自分自身と向き合うことができる場だと痛感しました。幸いにも、同期又は先輩社長には素晴らしい、自分にはない体験をされている方がたくさんいますので、悩みがあればどんどん自分からぶつかっていきましょう。必ずやグッとくるヒントを与えてくれるはず。そんな経営指針を創る会であると確信、期待しております。
経営指針を創る会8期卒業生 田代 滋氏(御殿場支部)